私たちが、ネイティブ並みの言葉を習得するには、実はタイムリミットがあるって知っていますか??
私たち大人は中学1年から高校まで考えると、だいたい6年間くらい英語を学びましたよね。
それなのに、日本人の多くは英語を話せない。それどころか、読める人も少ないのが現実です。(残念ながら、私もその1人です(T-T))
英語が得意だった人でも、綺麗な発音ができる人はとても少なく、多くの人は、日本語なまりの英語になります。
有名なのは「L」と「R」。他にも、「M」と「N」、「S」と「C」など、日本人は、全部同じ発音になってしまうのです。
日本の英語教育は、これまで受験英語だったので、リスニングやスピーキングよりも読解に力を入れてきました。
この偏った英語教育が、英語が話せない日本人を量産してきたことは間違いありません。
でも、実はもっと根本的な理由があったんです!
それが、言語習得には臨界点がある!説です。
赤ちゃんは語学の天才
日本人が苦手な「R」と「L」の発音の違い。
実は生後6ヶ月の頃には日本人の赤ちゃんでも聞き分けられる、という研究結果がたくさん出ています。
下記のグラフをみてください。
アメリカと日本の赤ちゃんに「R」と「L」の発音の違いを聞き分けられるか研究したグラフです。
生後6ヶ月〜8ヶ月ではほぼ同じようにく聞き分けられている赤ちゃんが、たった2ヶ月の生後10ヶ月〜12ヶ月には、アメリカと日本の赤ちゃんの聞き分け方に差が生まれています。
この結果は、1歳までに、母国語をしっかりと聞き取れる準備が、出来上がることを鮮明に表していますよね。
これが言語習得の第1関門です。
中学からでは遅い!言葉習得には臨界点があるんです
また、言語習得には臨界点があることは、多くの研究から明らかになっていることです。
下記グラフは、第2言語の習得能力を表したものです。
7歳以降、言語習得能力は急激に落ちていきます。
私たちの耳はとても優れていて、耳馴染みの薄い多言語の音はシャットダウンし、生きていくのに重要な母国語の音を重点的に聞き取れるようにできています。
私たち大人が、必死に第2言語として英語を習得しようとしても、完璧に習得するには限界があります。
時間と労力をかけることで、補うしかないのです。それでも、ネイティブのように完璧にはならないでしょう。(ネイティブのような発音が必要かどうかは別問題ですが・・・汗)
以上の研究をみても、ネイティブ並みに英語を習得させたければ、生後6ヶ月〜8ヶ月頃までに生の英語に触れさせることが大切です。
中学から英語学習をスタートする日本人が、英語という言葉を習得するには、相当の努力が必要になることは、間違いありませんね。
ネイティブ並みにするためには
以上のように、言語習得には早いほうがいいのは間違いありません!
ただ、それ以上に重要なのは、赤ちゃんにとって英語が楽しいかどうかです。
英語を「学問」として学んできた私たちは、「言葉」としての認識がとても薄いです。
でも、赤ちゃんにとって英語は、学問ではなく「言葉」なのです。
赤ちゃんは、言葉でママやパパとコミュニケーションできることが楽しくて、どんどん言葉を吸収します。
必死になりすぎて、ママの顔が怖かったり、声が威圧的だったりすると、赤ちゃんには「英語=怖いもの」として伝わってしまいます。
すると、自然と英語を嫌がるようになります。
0歳の赤ちゃんと英語をするときは、一緒に遊ぶつもりで、ママが楽しむのが必須。
あの頃、苦手で楽しめなかった英語でも、赤ちゃん用の英語の歌など、簡単なものからスタートすれば、一緒に歌ったりするだけでも、かなり楽しめます。
英語を習得させよう!と気張らず、一緒に楽しもう!と気楽に取り組んでみてください。
うちの娘は、1歳半で以下の記事で紹介している英語教材と出会い、1歳9ヶ月でおしゃべり始める時期になって、なんと!日本語より英単語を口ずさみ始めました。
いや〜、親の私が一番ビックリですΣ(@ω@;)
以下の記事で、動画付きでその様子を詳しく書いていますので、子どもに英語を習得させたいと思われているママは、ぜひ、読んでくださいね。
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