新しい時代を生き抜く力を身につけて欲しい!
私の娘に対する願いはそれだけです。
18年前、私は長男を出産しました。
その頃がどんな時代だったかと言うと・・・
- 今でいうガラケーで写真が撮れることが画期的
- 携帯0円
- ソフトバンクはまだなかった(ボーダフォン)
- パソコンが自宅にあることは珍しい
- ネットはISDN回線。今から比べるとメッチャ遅い。(それでも当時は早かった)
- 安室ちゃんからアユに女王が交代
- できちゃった婚が流行る
- メッチャ不況で仕事が無い
などなど・・・
今では当たり前のことが、全く当たり前じゃなかった。
当時、出産して子育てしていて、息子がどんな教育を受け、どんな風に成長し、どうやって社会に出ていくのか、イメージするのは簡単でした。
それは、私たち親世代が受けてきた教育とさほど変わりが無かったから。
実際、長男は受験生。私が20年ほど前に受けたような受験が今も続いています。
予想もできない時代に突入している
でも、たった18年で、全く新しい時代がやってきました。
- スマホの出現でネット社会が加速
- ネットを利用することで働き方の幅が広がる
- 多国籍化することで外国人と競争することに
- 情報が簡単に入手できるので取捨選択の目が必要
- ネット関係の新しい仕事も出現
- 世界が近くなることで多言語の必要性が出てくる
- 教育の多様化により親の柔軟性も求められる
- 正解が一つではないことが常識になりつつある
という変化を考えただけでも、娘ちゃんが20歳になった時、どんな時代がやってきてるか、イメージするのは、正直とっても難しいです。イメージしても、ファンタジーすぎる気がします。
- AIと共存する時代になっている
- AIに雇われている人も存在するかもしれない
- 現代では当たり前の仕事がなくなっている
- スマホは存在せず人体に埋め込み式になっているかもしれない
- 日本は多国籍化が進み海外進出は当たり前
- 頭がいいだけでは生きていけない
- マニア・オタクがもっと重宝されている
- 起業の若年化(小学生経営者も常識になってるかも)
- 人間付き合いの軽薄さが加速
- 二極化は今より激化
- 教育機関の多様化
と、不安を煽られるような時代に突入していくことは間違い無いんです。
なぜ、不安を煽られるのか・・・
それは、私たち親世代が受けてきた教育が全く通用しない、新しい世界になると予想されるからです。
英語が喋れるのは当たり前になり、プログラミングみたいな新しい科目がどんどん生まれます。私たち親世代が受けてこなかった教育を子ども世代は受けるのです。
全く新しい教育を受けている子どもたちに対し、私たちは親として何ができるのか、正直イメージするのがとても難しいです。だから途方に暮れ、不安だけが募ります。考えれば考えるほど未知すぎて答えがでるはずもないので、思考が停止しちゃうんですよね。
人間、やったことあること、知ってることに対しては拒否反応は出ませんが、新しいことに対しては大きく拒否反応が出まくります。だから、思考停止になるので、国の敷いたレールに乗っておけば、なんとなく安心という安易な発想になります。
でも、ホントにそれでいいんだろうか?と疑問に思うのです。
私たちにとって新しい時代に突入するということは、国も新しい時代に突入していくということ。もっというと、世界中が新しい未知の世界に突入していくのです。
だとしたら、超〜保守的な日本のお役人さんたちの考えに、「未知すぎてわからないから」という安易な理由で、大事な子どもちゃんの将来を委ね切ってしまうことの方が、私は不安を感じてしまいます。
子どもの成長の研究が加速している
話は変わりますが、近年、脳科学の研究が進歩をとげていて、子どもの脳の成長なども明らかになってきました。それに伴い、「心」の成長も科学的に証明されてきています。
例えば、
- 1歳までに第1養育者(ママのことが大多数)と愛着関係を正常に結べていることで、人を信頼する力が育まれる。
- 5歳までの乳幼児期にどのような体験をしたかによって、脳のシナプスの数が増え、その後の興味、好奇心、集中力などを左右する。
- 英語耳は3歳までに出来上がっている。
- 子どもの好奇心をいち早く発見し、伸ばすことで、天才になる基礎が育まれる。
- 褒めることでオキシトシンが放出され、安定した子どもが育つ
- 胎内記憶を持っている子どもがいる
- 抱き癖は存在せず抱っこはいくらでもしていい
などなど、
子どもと親の関わりの大切さが科学を通して証明されつつあります。
- 子どもの可能性が未知数なこと
- 天才は遺伝100%ではないこと
- 個性を伸ばすことがこれからの世界では最も重要になってくること
なども言われており、没個性教育を受けてきた親世代には、戸惑ってしまうことばかりです。
親も率先して学び変化を恐れず成長し続ける必要がある
私たちが受けてきた教育は全く通用しない時代がやってくるでしょう。
常識より非常識
一般的より個性的
これから私たちは、今まで常識だったことと、正反対のことを教えていくことになります。その時に、親が拒否反応を出していては、子どもの個性をつぶしかねません。
これからの時代、親である私たちに必要な能力は、
新しい教育を受け入れる柔軟性
子どもと一緒に学んでいく好奇心
です。
私は、中学1年の時に、英語という新しい科目が登場した時に、受け入れられず挫折しました。以来、英語は落ちこぼれだったので、学生のうちは苦労しましたし、大学で専攻したドイツ語も習得できずに終わっています(T-T)
社会人になってからは英語とは無縁の人生を送ってきました。
しかし、娘ちゃんの誕生により、私と英語との付き合いは一変しました。娘ちゃんが社会人として活躍するころには英語と無縁なんて言ってられない時代になっていると、簡単にイメージできたからです。
今や、英語のDVD(赤ちゃんレベル)で歌を覚え、日常の声かけ(赤ちゃんレベル)をなるべく英語で言おうとセンテンスを覚えるためにCDを聞き、娘ちゃんと一緒に動作付きで楽しく歌を歌う毎日です。
やればできるじゃん!と毎日自分に感動していますw
英語は言葉です。日本語も言葉です。言葉は生まれる前、お腹にいる時から耳にしています。日本語という母国語が存在する私たち日本人は、英語を耳にする機会がほとんどありません。英語は耳馴染みがない言葉になります。だから私は挫折してしまいました・・・。
という私の経験を踏まえ、私は仮説を立てました。
言葉ということは、日本語と同じように、幼い時から耳にして覚えるのが一番早いんじゃないか
というものです。
そう思ったら、ママの私が拒否している場合じゃないですよね。でも苦手なことは変わらないので、なるべく嫌にならずに続けられるように、歌を歌うことからはじめました。そりゃ必死ですw
1歳をすぎてくると、音楽に合わせて体を動かしたり、手を叩いたりと、娘ちゃんの反応も見えてきたので、今は心から楽しめるようになってきました。
これは私が実践している子育ての一例です。子どもの成長に興味を持ち、自分も楽しみながら関わる子育てです。
ママである私たちが、アンテナをはり、情報をキャッチし、新しいことも、子どもにだけ押し付けるのではなく「一緒に楽しみながら自分も学ぶ」というスタイルを私はオススメします。
子どもも学びの楽しさを覚えるし、ママも新しいスキルを身につけることができる、一石二鳥です。
「新世代子育ての教科書」記事についてのご案内
新世代子育ての教科書カテゴリーでは、私が実際に試して楽しんでる子育て方法や、子育てで大事にしていること、参考になる育児本、その他子育てに関することを随時更新していきます。
子どもと一緒に楽しみながら成長していきたいですね(*´▽`*)ノ))
「新世代子育ての教科書」についての記事一覧はコチラ⬇︎
https://mikohachi.com/category/childcare/