2018年7月28日、明け方に皆既月食が見られる予報となっています。
しかし明け方に起こることから、東京や大阪では完全な皆既月食となる前に日が昇り、月が沈んでしまう、月没帯食となるようです。
福岡をはじめとする九州エリアでは比較的長い間、月食を楽しむことが出来るようになっていますが、日の出前後の明るい時間の皆既月食とあって、見られる時間帯やどの辺りの空に見られるのかを事前に把握しておくことオススメします。
今回は、そんな事前に知っておくと便利な情報をまとめてみたいと思います。
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皆既月食とは
皆既月食は、太陽と地球が重なり出来た地球の陰に月も重なり、太陽・地球・月が一直線になることによって、月が欠けていく現象のことを言います。
それぞれが別々に動いているので、一直線になる機会はめったになく、一部が欠けて見える部分月食を含めても、月食が見られるのは、滅多にないことなんですね。
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時間帯
月食の始まり:3時24分
皆既月食の始まり:4時30分
完全な皆既月食:5時22分
福岡の日の出:5時27分
福岡の月の入り:5時31分
皆既月食の終わり:6時13分
月食の終わり:8時29分
完全な皆既月食となったわずか5分後には日の出となってしまいますが、5時5分には日の出になってしまう大阪など、他の地域に比べると非常に長い時間見ていられそうです。
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方角
今回の皆既月食は、南南西の空から始まり、徐々に欠けながら沈んでいくようです。
沈んでいく月が見られる場所を探しておきましょう。
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オススメの観測スポット
油山展望台(片江展望台)
福岡市内中心部から車で30分程の位置にある、油山の片江展望台。
福岡空港や、ヤフオク!ドームの夜景も見られる、夜景スポットとしての人気も高い場所です。
市内中心部からアクセスの良い場所で、夜景や天体観測を楽しめるのは嬉しいですね。
住所:〒814-0101 福岡県福岡市城南区油山
潮見公園展望台
福岡市東区の志賀島にある、潮見展望台は海を隔てた先に、福岡市内の美しい夜景を楽しめるスポットです。
日中には海の中道海浜公園やマリンワールド、玄界灘の広がる海岸、飲食店などがあり、家族連れで賑わう志賀島ですが、夜になると灯りの数は減り、波音や星空をゆっくりと楽しむことの出来る場所です。
住所:〒811-0323 福岡県福岡市東区志賀島
星の文化館
福岡市から少し足を伸ばしても良いと考えている場合には、八女市の星の文化館がオススメ。
土日祝日そして平日でも、昼間から九州最大の天体望遠鏡が公開されている、全国的にも稀な天文台です。
プラネタリウムも設けられているので、雨の日でも星空を体感できるのがありがたいですよね。
また、客室もあるので宿泊も可能です。プチ旅行と天体観測、一緒に楽しめるので、お子さんにとっても思い出深い場所となりそうです。
星野村 星の文化館
住所:〒834-0201 福岡県八女市星野村10816-5
TEL:0943-52-3000
営業時間:[月・土・日・祝]
10:30~22:00(最終入館 21:30)
[水・木・金]
13:00~22:00(最終入館 21:30)
※天候不良の場合は、20:30にて一般受付を終了
定休日:毎週火曜日(年末年始、祝日、春・夏休み期間中は開館)
URL:http://www.hoshinofurusato.com/
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自由研究のテーマにしよう
自由研究は夏休みの宿題で、最後までやり残して困ってしまった人も多いのではないでしょうか。
皆既月食はお金をかけず、お子さんと一緒に楽しみながら学べる、絶好のチャンスです。
国立天文台や、企業のホームページでは課題作成に役立つ記録用紙を用意してくれています。
事前にダウンロードしておけば、記録を取りながら見られるので、そのまま課題に使用することが出来そうですね。
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まとめ
福岡市での皆既月食観測方法について紹介しました。
- 九州エリアでは、比較的しっかり皆既月食がみられる
- 沈みゆく月をみられる場所がオススメ
- 自由研究のテーマにもなる
日中は暑くて、出かけることが躊躇われる夏休み。
だからこそ、早朝の天体ショー、7月28日の皆既月食を見にでかけてみませんか。